ろんぶり

ユニクロ商品レビュー、スポーツ・趣味 などを書いたブログ

経済小説の入門にはこの1冊|投資ファンド?外資?【真山仁:ハゲタカ】

f:id:longestwoodenbridge:20171014181424j:plain

「経済小説」って何か難しそうだし、ちょっと苦手だなと思われていませんか?


でも、そんなことはないんです。


読み始めてみるとスラスラと読めてしまったりします。


社会経済のことについて勉強になることがあったり、それをきっかけに興味をもって自分で調べ始めたりと、「ミステリー」や「恋愛小説」とはまったく違った面白さと奥深さがあります。


経済小説を初めて読んでみたいなと思われている、あなたにピッタリな小説をご紹介します。


オススメする本は、真山仁さんの「ハゲタカ」です。

ハゲタカについて

f:id:longestwoodenbridge:20171014181508j:plain

ハゲタカというとハイエナと同じように、砂漠で動物の死肉を食べているハゲタカを思い浮かべますよね。


この小説でいうハゲタカとは、日本のバブル景気がはじけたあとに外国資本が一気に日本の企業を買収し、まさに日本を食いつくしていく姿をあらわしています。


小説のほかにもNHKでドラマになっていたり、映画になっていたりと映像化もされています。


ドラマだと「大森南朋さん」や「柴田恭兵さん」がでていますね。


ドラマも結構面白かったですよ。


小説も続編がシリーズ2の「バイアウト」(小説版はハゲタカ2)、シリーズ3の「レッドゾーン」と出ています。


要約

f:id:longestwoodenbridge:20171014172330j:plain

簡単に内容をお伝えしますね。


アメリカの投資ファンド会社・社長の鷲津政彦(わしづ)が日本の企業を買い叩いていく話です。


当然、いろいろな嫌がらせや妨害行為をされるわけですが、それらについては鷲津が常に一歩先を行くかたちで手玉に取っていきます。


また、銀行員である芝野健夫がもう一人の重要な登場人物として鷲津と関わってきます。


後半は栃木県のホテルの買収問題に舞台を移して、鷲津と芝野に加えて別の外資が加わり激しい駆け引きを繰り広げていきます。


鷲津と芝野の間についても実はつながっていた見えなかった過去が判明します。


そして最後に明らかになる鷲津が日本を買い叩く理由。


感想

この小説の内容はとてもリアルです。


作者の真山さんは“新聞記者”をされていたこともあり、この小説の内容の一部は実際の銀行の統廃合の問題などをモデルにしていますから、描写がとてもリアルなんです。


鷲津のチームとして何人かのメンバーがいるんですが、ツンデレなパートナーやオタクだけど切れ者の弟的な部下(二人とも外国人)とのやりとりも面白いです。


芝野がまたシルバーグレーなカッコいいおじさん(個人的な見解)で活躍するんですよね。


銀行員といえば「バンカー」でイメージする有名な「半沢直樹」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、本作の芝野はかなりイメージが違うんです。


銀行に関しては“ドロドロ”した話がでてきますよ。


実は銀行ってこんなところなの?って驚いたのと同時に、やっぱり銀行で働く人は大変なんだろうなぁとしみじみ思いました(あくまでイメージです)


小説の内容が金融機関に関係していますから、難しい言葉とかが出てきますが、とても丁寧にリアルに書かれていますから大丈夫です。


むしろ、なかなか味わえない企業買収や銀行の独特の世界にどっぷりと浸って、「ほーそんなふうにしてるんだ」「えーそういうことなの」「横文字かっこいい」とか感じてもらいたいですね。


経済小説を読むと実際の社会経済の勉強にも役立つ!

経済小説は自分自身の勉強にもなります。


恋愛小説も勉強になりますけどね(笑)


日常生活では経験できないことを知るきっかけにもなります。


今まで積極的に経済小説を読もうと思わなかった方にとって、新しいきっかけになれば幸いです。


このハゲタカが気に入ってもらえたら、ぜひ続編も読んでみて下さい。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)

新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)

新装版 ハゲタカ(下) (講談社文庫)

新装版 ハゲタカ(下) (講談社文庫)